CX-1は、眼底カメラ専用のデジタルカメラユニットを搭載した、散瞳/無散瞳ハイブリッド眼底カメラです。
特長
散瞳/無散瞳を1台で簡単に
CX-1は散瞳/無散瞳の撮影機能を1台にまとめました。散瞳眼底では光学式ファインダから、無散瞳撮影ではモニタから眼底観察ができます。切替は、ボタンを押すだけのワンタッチ簡単操作です。
優れた操作性
軽量、コンパクトなデザインにより、本体の取り回しや開瞼など患者さんを介助しやすい設計になっています。
パンニング 左右各30度
チルティング 上方:15度、下方:10度
五つの撮影モードを搭載
COLOR / RED FREE / COBALT / FLUO / FAF
それぞれ、散瞳 /
無散瞳撮影可能です。FLUO撮影については、1枚/秒の連続撮影に対応しています。
眼底カメラ専用デジタルカメラユニットを搭載
専用デジタルカメラユニット
デジタル一眼レフカメラ「EOS」をベースに開発した、眼底カメラ専用デジタルカメラユニットを搭載しています。キヤノンの誇るデジタル一眼レフカメラ技術と眼底カメラ技術とを融合させることにより、最適なパフォーマンスを得ることができます。先進のEOSテクノロジーにより、高精細で高画質な画像を得ることができます。
白内障向け画像処理
白内障など中間透光体の混濁により不明瞭な眼底画像に対して、視神経乳頭や血管をより見やすくする画像処理です。
快適な操作性
操作パネル
操作パネルは、撮影光量の変更やモードの切り替え、各種設定の変更など、診断時に多用するボタンを見やすく種類別に配置しており、薄暗い検査室でも直感的な操作が可能です。モニターの観察眼底画像は、1.0倍と1.3倍の2つの表示サイズから選択できます。また、フォーカス操作中は画像を自動で2倍に拡大表示※するため、細かな調整が可能です。
※ フォーカス操作を検知してから2秒間拡大表示。設定画面で自動拡大をOFFにすることも可能。
パノラマ画像作成機能 ※オプション
任意の方向で撮影した複数の画像をソフトウェアが自動的に繋ぎ合わせます。
CX-1撮影画像サンプル
散瞳/無散瞳モードのどちらでも5つの撮影モードで撮影可能です。
様々なシステムとの連携が可能
・画像システム
・PACS
・眼科ファイリングシステム
基本仕様
形式 | 散瞳/無散瞳共用式 |
撮影モード | COLOR、RED FREE、COBALT、FLUO(網膜蛍光造影)、FAF(自発蛍光) |
眼底観察方式 | 散瞳モード: 光学式ファインダ 無散瞳モード: 付属デジタルカメラユニット背面液晶モニタ |
撮影画角 | 散瞳モード: 50度 無散瞳モード: 45度 |
変倍 | 2変倍(デジタル) |
付属デジタルカメラ | CX-1専用デジタルカメラユニット by Canon EOS Technology |
視度補正範囲 | 補正レンズなし: -10D~+15D 負レンズ使用時: -31D~-7D 正レンズ使用時: +11D~+33D |
作動距離 | 35mm |
ピント合わせ方式 | スプリット輝線合致式 |
作動距離合わせ | 輝点結像式 |
固視灯 | 散瞳モード: 外部固視灯 無散瞳モード: 内部固視灯、外部固視灯 |
観察光源 | 散瞳モード: ハロゲンランプ 無散瞳モード: 赤外LED |
撮影光源 | キセノン管 |
作動範囲 | ステージ: 前後65mm、左右110mm 本体上下: 30mm |
パンニング | 左右各30度 |
チルティング | 上方: 15度 下方: 10度 |
使用環境 | 温度: 10℃~35℃ 湿度:30%RH~80%RH |
外観寸法 | 320mm×531mm×577mm |
重量 | 26kg |
一般的名称 | 眼底カメラ(JMDNコード:10551000) |
販売名 | デジタル眼底カメラ CX-1 |
クラス分類 | 管理医療機器、特定保守管理医療機器 |
※ 医療機器認証番号:221AGBZX00193000