滅菌バッグのシーリングを確実に処理して安心と信頼をお届けします
シーリング工程のバリデーションは、医療器材を使用するまでの滅菌保証と品質の標準化においてきわめて重要です。hm850DC-Vは、ドイツhawo社で開発されたバリデーション機能を搭載した新世代型の画期的なシーラーです。滅菌バッグのシーリングに必要なパラメーター(温度・圧力・時間)をマイクロプロセッサーで制御することにより、ご使用の滅菌バッグを最適な数値で、シーリング処理します。また、別売のUSBストレージユニットを使用することにより、毎回のシール圧力や、シール温度等を記録することができます。
特長
国際標準規格に準拠したバリデーション機能
- シールに必要なパラメーターを監視し、シーリングを一定値で行います。設定値を外れた場合には、自動停止する機能を搭載しています。
- シールチェック機構によりシーリングパラメータチェックを作業工程前に確認できます。
出力項目は、日付・時間・温度・接着圧力・シール時間・名前が印字されますので、記録を残す事が可能です。
なお、別売アクセサリーのデイリーシールチェックシートとの組み合わせにより、シーリング状態を的確に目視検査できます。
*ISO11140-1WG7により滅菌バッグのシーリングに対する国際標準化が進められています。
スタンバイモード・省エネモード
- 待機中にもコンディションを維持するスタンバイモード機能を搭載しています。滅菌バッグを挿入しますと約4分で再起動する便利な機能です。
- 滅菌バッグが30秒間挿入されなかった場合には、シーリングローラーが自動的に停止する省エネモード設計です。再び滅菌バッグを挿入しますと省エネモードは解除される親切機能です。
シンプルな操作パネルとデジタル表示
- 操作パネルは、ピクトグラム表示で使いやすくレイアウトされており誰でもが簡単に操作できます。
- 表示部は、確認しやすいデジタル表示を採用しています。
シール強度を向上させるシールシーム加工
滅菌バッグのシール幅12mmの中央部に圧着力を強化するためにシーム(シワ)加工をしています。プレ・ポストバキューム方式滅菌など過酷な滅菌条件にも滅菌バッグが破袋しない強度を保つ独自の方法です。
最適なシール温度
3パターンの温度設定から、ご使用の滅菌バッグの種類に対応した最適なシーリング温度を設定できます。
1:150℃~220℃ |
2:120℃~150℃ |
3:80℃~120℃ |
*シーリング温度は1℃単位で調整できます。
*タイベック製(プラズマ滅菌)の滅菌バッグにも対応します。
多様な印字機能
- 必要な情報をシーリングと同時に紙面に印字することができます。
*シーリング日、有効期限以外は数字以外にアルファベット入力も可能です。 - 文字サイズ、文字の向き、文字幅、印字開始位置、印字内容等の設定を自由に変更できます。
- 印字する項目は、ピクトグラム表示又は文字表示の切換えができます。
豊富なアクセサリー(別売付属品)
デイリーシールチェックシート
デイリーシールチェックシートで作業前にシールの状態、パラメーター(温度・圧力・時間)をチェックできます。
(250枚/1箱)
ローラーテーブルhm500RT
ローラーテーブルをご使用いただければ大きな被滅菌物もスムーズに処理することができます。