滅菌原理

真空状態にあるチャンバーに導入された過酸化水素ガスは細菌などの微生物に接触することで、瞬間的に非常に強い酸化力を持つヒドロキシラジカル(・OH)を発生し、その作用により、微生物を殺滅(不活化)します。滅菌工程後、チャンバー内の滅菌ガスはバキュームポンプにより吸い出され、触媒により水と酸素に分解されたのち、HEPAフィルターを通して排出されます。

滅菌原理

こだわりの技術が詰まった“コアユニット”

加温技術

コアユニット内蔵のヒーターで滅菌物を⽬標温度までいち早く加温

気化技術

チャンバー内部で過酸化⽔素⽔溶液を瞬時にガス化

噴霧技術

計8か所からガスを噴霧し、瞬時にガスを充満

特長

ES-H1600特長

チャンバー間口は、スタッフの腰や肩の負担を軽減するため、一般的な日本のキッチンの高さで設計

滅菌供給部門の施設基準(ゾーニング)に対応※1※2

※1 医療現場における滅菌保証のガイドライン 一般社団法人日本医療機器学会
※2 ES-H1600 Type-DD のみ

収納⼒を発揮する⾓型チャンバー

縦横を最⼤限に活⽤する⾓型レイアウトのチャンバーには、4枚の棚板が標準装備。うち2枚は取り外し可能で、滅菌物に合わせた積載が可能です。

棚板4枚

棚板4枚:小さく、薄い器材の積載を想定したレイアウト。
滅菌剤の浸透経路を確保します。

棚板2枚

棚板2枚:大きく、厚みのある器材の積載を想定したレイアウト。
チャンバーを有効に活用できます。

ICチップ搭載滅菌カートリッジ

画面上にて残使用の確認可能。
使用期限切れの使用も未然に防ぎます。

内蔵RFIDで期限管理

内蔵RFIDで期限管理

ビューポート

サイクル中でも庫内を⽬視確認することが出来ます。

滅菌物の状態を確認できるビューポート

滅菌物の状態を確認できるビューポート

主な仕様

一般的名称 過酸化水素ガス滅菌器
販売名 スピード低温滅菌システム ES-H1600
Type-SD(シングルドア仕様) Type-DD(ダブルドア仕様)
電源定格 3相AC200V 50/60Hz 3kW
滅菌サイクル 標準44分(ダブルエアレーション時 69分、吸着物の場合、最⼤114分)
ソフト44分(ダブルエアレーション時 69分、吸着物の場合、最⼤114分)
ショート 34分
チャンバー容量 155L
真空ポンプ ルーツ式ドライポンプ
ALV換気 標準:⼤気導⼊/減圧5回、ロング:⼤気導⼊/減圧10回(ショートサイクルの場合は⼤気導⼊/減圧3回)
滅菌温度 55℃
表⽰・操作 LCDタッチパネル、LEDインジケータ LCDタッチパネル、LEDインジケータ、7 SEG LED
印字機能 ラインサーマルプリンター ラインサーマルプリンター
オートペーパーカッター パーシャルカット パーシャルカット
記録機能 SDカード SDカード
通信機能 LAN端⼦ LAN端⼦
外形⼨法(mm) W748×D895×H1728 W748×D925×H1728
質量 370kg 408kg
認証番号 304ADBZX00061000
医療機器の分類 管理医療機器 特定保守管理医療機器
耐⽤期間 10年

※ご使用の前に、添付文書・取り扱い説明書をよくお読みの上、正しくお使いください。
※掲載の商品は、予告なしに改良・仕様の変更を行う場合があります。また、掲載の商品の色は、印刷上、実際の色と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。