キヤノンメドテックサプライ健康経営宣言
いのちの尊さを基本に医療・健康・福祉の広い分野で人々の健やかな生活の実現のために、キヤノングループの行動指針である「健康第一主義」「三自の精神」のもと、従業員が自らの健康管理に高い意識を持ち、快活に最大限の能力を発揮できる会社を目指します。
キヤノンメドテックサプライ株式会社
代表取締役社長 野口 真一
■健康経営推進の目的
キヤノングループの行動指針である「健康第一主義」「三自の精神」のもと、従業員が自らの健康管理に高い意識を持ち、活き活きと働くことで、従業員のパフォーマンスが最大化し、企業の成長と持続性の実現につながることを目的としています。
■健康経営推進の体制
キヤノンメドテックサプライの健康経営推進体制は、健康経営責任者を経営トップの社長とし、健康経営推進チーム(嘱託産業医・常勤保健師と総務人事課内の健康経営推進事務局が連携するチーム)を組織し、運営しています。
安全衛生委員会(または取締役会・経営会議)で決定した内容を、各職場の職場安全衛生委員を通じて従業員に周知し、活動を実施しています。また、キヤノン健康保険組合やキヤノングループ各社と定期的な連絡会を通じて社員の健康支援に向けて協議し、様々な健康支援活動に取り組んでいます。
■健康経営戦略マップ
社会的価値:従業員の心身の健康とQOL向上/人々の健やかな生活の実現への貢献
企業価値:従業員一人当たりの労働生産性向上
健康経営で解決したい経営課題:従業員の生産性・ワークエンゲイジメント向上
測定方法 | 2021年 | 2022年 | |
ワークエンゲイジメント | 健康診断の問診にて従業員全員を対象に 実施したもので、 設問 ①仕事をしていると、活力がみなぎるように感じる ②自分の仕事に誇りを感じる の各回答を そうだ:4点、まあそうだ:3点、ややちがう :2点、ちがう:1点として4点満点で得点換算し、平均値を算出したもの |
2.57 | 2.60 |
単位:円
従業員一人あたりの心身の健康のための個別施策に対する投資額(2023年度) | 10,332 |
キヤノンメドテックサプライは、従業員のヘルスリテラシーの向上と職場の健康風土を醸成していくことを目指しています。
そのために、定期健康診断の事後措置や特定保健指導の実施率向上、各種教育・啓発活動の充実により、生活習慣の改善やストレスのセルフケア促進を図っています。また、健康保険組合と連携し、がん検診の定着・受診率の向上を目指し、がんの早期発見・早期治療につなげています。
各種健康診断 | 目標値 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
定期健康診断受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% |
要受診者受診結果報告率 | 100% | 100% | 100% | 100% |
特定保健指導実施率 | 60% | 10.8% | 40.7% | 39.4% |
がん検診受診率 | 80% | 77.2% | 78.0% | 75.0% |
メンタルヘルス | 目標値 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
ストレスチェック受検率 | 100% | 99.6% | 100% | 100% |
※目標値に関しましては、健康経営上の課題や経年変化、各施策の実施状況等に基づき、毎期見直しをかけています。
今年度の重点計画としては、キヤノンメドテックサプライの健康課題である食生活改善、運動習慣定着を掲げ、各種イベントを実施しています。健康診断時の問診票やイベント実施後アンケートを元に取り組みを評価し、継続的に働きかけを行っています。
<2023年度の重点計画:食生活改善、運動習慣定着>
定義 | 2021年 | 2022年 | |
食生活改善 | 野菜を一日350g以上摂っている者の割合 | 16.1% | 12.8% |
運動習慣定着 | 1日30分以上の運動を週2回以上行っている者の割合 | 28.6% | 28.1% |
※健康診断の問診にて全社員を対象に実施したもの
■自己健康管理力向上と健康風土醸成のための取り組み
社員一人ひとりが心身の健康づくりに目を向け、ヘルスリテラシーを高められるよう「健康増進Week」を年に2回実施しています。
ヘルシーアクションカードを用いた健康意識の醸成
従業員全員にヘルシーアクションカードを配布し、各自が心身の健康のための取り組み目標を記載し、社員証ケースに入れて
携帯しています。取り組みを見える化することによって、モチベーションアップとコミュニケーションの活性化を図っています。
運動習慣定着のための取り組み~ウォーキングイベント~
アプリを使用したキヤノン健康保険組合主催のウォーキングイベントを年に2回、春と秋に開催しています。個人として、あるいは職場内でチームを作り参加、歩数を競うことで健康づくりとコミュニケーションの活性化を図っています。参加率(キヤノンメドテックサプライ勤務の原籍社員)は2022年度の春は31.4%、秋は52.0%、2023年度春は68.0%となり、年々参加者が増えています。また、ウォーキングイベントを管理するアプリは、個人の健康情報の記録や、健康管理に役立つ情報の配信にも利用でき、登録率(キヤノンメドテックサプライ勤務の原籍従業員で春のウォーキングイベント参加時点)は2021年度74.1%、2022年度85.1%、2023年度94.0%となり、こちらも年々登録者が増えています。
食生活改善のための取り組み~野菜摂取推奨イベント~
キヤノンメドテックサプライの健康課題である野菜摂取量の不足を解消するため、2023年健康増進イベントの1つとして野菜摂取推奨イベントを実施しました。
「食事改善に取り組もう!~野菜を摂取しよう~」と題し、「皮膚カロテノイド」を測定し、自身の野菜摂取量を客観視してもらいました。社内の約79.5%の従業員(本社・大阪支社対象)が参加しました。参加者のうち約94%が「今後野菜摂取を
積極的に行おうと思いますか?」の問いに「はい」と回答しており、イベント満足度も「大変満足」「満足」が合計約96.2%となりました。
女性のセルフケア推進の取り組み
女性従業員のヘルスリテラシー向上のための啓発を実施しています。
2023年度も、すべての女性従業員を対象にして女性特有の健康課題とセルフケアをテーマに実施しました。
受講後もアーカイブとして常時確認出来るようになっています 。
(2023年度受講率:74.5%)※2023年9月末時点でのデータ
禁煙の取り組み
受動喫煙防止のため、事業所内禁煙、就業時間内の全面禁煙を実施しています。世界禁煙デーを活用した啓発活動も継続して行っています。
また、キヤノン健康保険組合の協力のもと、禁煙プログラムを実施し、禁煙サポートを行っています。昨年はプログラム参加者の禁煙成功率は100%でした。
各種健康教育の実施
健康について考える機会と情報提供により生活習慣を改善・定着させることを目的として、管理職ヘルスリテラシー教育管理職メンタルヘルスe-learning・各年代別のe-learning・階層別研修、キヤノン健保によるEAP(従業員支援プログラム)導入などにも継続的に取り組んでいます。
教育・啓発活動 | 2022年 | 2023年 |
ヘルスリテラシー教育受講率 | ― | 91.4% |
管理職メンタルヘルスe-Learning受講率 | ― | 91.1% |
Point年齢e-Learning受講率 | 92.0% | 69.2%※ |
※2023年9月末時点までのデータ
■ワークライフバランス・両立支援への取り組み
従業員の健康保持・推進のため、労働時間適正化に向けた働き方改革の取り組みとして、テレワーク勤務ガイドラインの制定、営業活動における直行直帰の推奨、ノー残業デーを設け、定時退社を促進しています。
また、職業生活と家庭生活との両立にも力を入れ、ライフイベントによる休業が取得しやすい環境の整備やガイドブックの策定を実施しています。
企業データ詳細 | 一般事業主行動計画公表サイト | 企業が行う両立支援の取組を紹介するサイト (mhlw.go.jp)
ワークライフバランス | 目標値 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
平均勤続年数 | ― | 16.1年 | 16.4年 | 15.8年 |
1カ月当たりの平均残業時間 | ※ | 13.2時間 | 12.4時間 | 9.0時間 |
年次有給休暇の取得率 | ― | 58.2% | 64.4% | 70.7% |
※「時間外労働・休日労働に関する協定書」に記載の範囲内での経年変化
■健康経営の普及拡大について
当社は健康経営の普及を自社内だけに留まらず、取引先等他社との情報・ノウハウの交換、各種イベントの企画・開催並びに共同参加、共同開催を通じて社会の生産性向上や人々の豊かな暮らしの実現に貢献します。